かゆくない日を、
知らなかった。
生まれたときから、肌のことで悩んでいました。
一年三百六十五日。かゆくない日というものを、
わたしは知らずに育ちました。
高校生の頃は、毎日がコンビニの食事でした。
手の状態は、加速度的に悪くなっていきます。
指を伸ばすことができない。
手のひらを開く——ただそれだけのことが、
できなくなっていました。
社会人になって、食事を変えました。
それでも、答えはすぐには見つかりません。
来る日も来る日も、調べ続けました。
読み、聞き、試し、記録する。
その繰り返しのなかで、
ひとつの言葉に行き当たります。
自分はそれまで、何を食べてこなかったのか。
現代の食卓から、何が静かに失われてきたのか。
そこから、食そのものを問い直す日々が始まりました。
やがて、問いは自分の身体を離れていきます。
同じことで悩んでいる人が、この国にどれだけいるだろう。
日本人が長いあいだ受け継いできた食のかたちは、
いま、どうなっているのだろう。
食と健康合同会社は、
その問いから生まれた会社です。



